タグ別アーカイブ: 邦画

双生児

~GEMINI~ 特別版 [DVD]

結構豪華ゲストでびっくりした映画。
内容は非常にすごく面白い。題名通り、双生児の子が2つの世界に離れ離れになったのだが、どこかで同じ世界に生きる。
すごくメタファーチックな部分が多く。何度か見ないとわからないかもしれない。

映像はアートチックで綺麗だった。
特に貧民の表し方とか、眉毛がないなど、とても1999年だいに作成された感じには見えなかった。

いろいろとまだ謎はいっぱいあるが。
また改めて観たいと思う。

藁の楯

藁の楯

テレビで再放送をしていて、カンヌで入選している映画だったのでみてみた。
日本のアクションだから期待はあまりなかったけれど、意外と最後までみれたのでおもしろいとおもった。10億円の応酬金がかかった凶悪人を福岡から東京に運ぶ話であった。10億円という大金がかかったせいでいろんな心叫ぶシーンがいっぱいある。いろんな人間模様が溢れ出ていて、とことん人間の心理を遂げる。そしてなにげにお金がかかった作品でもあったことに衝撃。車のとトラックの衝突シーンが意外だった。
大物役者が多く、期待はずれない演技力だった。特に大沢たかおさんはすごかった。クールな表情なのに限界に追われる精神的なダメージでは人間は凶暴と化す。藤原さんのクレイジーな演技は余り好きではなかったが、もっと出来てたとおもう。クレイジーを演技するんではなく、クレイジーになってほしかったって観てておもった。突っ込みどころも何点かあった。特に印象的だったのが松嶋菜々子が殺されるシーン。SPなのになんで藤原から目を離したのかが疑問。それが彼女の生死を決断された。

誰も知らない

誰も知らない [DVD]

結論から言うともの凄い重たい映画であった。演技力、ストーリ内容、撮り方。人物に例えるとすべての要素が意気投合していた。また、見終わってから知ったのが、実話をベースに作成されたらしい。しかも実話の方がもっと痛々しい出来事を語っていた。そして主人公の子はカンヌで最年少で最優秀男優賞を執るっている事にもびっくりした。
こういう映画って大抵すごくはじめの方は楽しい、可愛い、尋常あふれる愛の要素をみせてから、転々とくらい、きたない、悲惨な現実に移り変わる光景がおおい。そしてどこまで底におちるのが欠点であって、人は心うごかされる。
見終わって、誰が悪いのかを考えてみたところ、それは子供を放置したお母さんなのかと思う。けど、もっと原点に追いつくと人間がつくりあげた社会でもあることを気づく。お母さんだっていろんな意味で理由があって子供をうみ、自分の人生と戦ったと思う。

スワロウテイル

[DVD]

長い映画だったけど、非常に内容が面白い。結構最後まで普通にみれてジーンときた。撮り方も、演技も味があり個人的に評価が高い。Charaの存在を知らないまま観たものの、Charaの歌え方がピンときた。美味いなーと思いながらみたら実は、すごく有名なアーティストって事をしり、すぐファンになる。余り好みの声ではないけれど、Charaは許せた。

話のスケールが大きいすぎて、内容もいろんな時代があり、最初は疲れるけど、淡々とすすんでおもしろかった。謎の外国人のバンドたちにはちょっとわらった。
人を傷つける事をしりながら、大事な人を裏切り。当初は一緒になって頑張ろうと言う気持ちがありながら、最終的にお金っていう物に動かされ、なくなる人、残る人、頑張る人が生まれる。

ベロニカは死ぬことにした

ベロニカは死ぬことにした [Blu-ray]

自殺未遂をした中年の美女、ある施設で治療を受けながら生きようと改めて考える事に。とても一般的で至って普通の映画ではある。しいて言うのであれば、施設の陽気な仲間たちとの出会いと無口で無感情の患者クラウドとの不思議なラブストーリー。死ぬ事が凄く簡単な事なこととそれを降り超えられる気持ちも凄く簡単だということも勉強になる。死が間近に自分で考えると人間は自然といきたい気持ちになる。それは改めて理性を保ち考えた時である。毎日が面白くない、毎日がいつも同じと考える事はきっと一生のうち何回か考えることはあると思う。けど我々はどこかで、理性にもどり、なんとかしようと言う気持ちが戻る。

蛇の人

蛇のひと [DVD]

関西弁の西島さんの映画が面白かった。ちょっとマツケンに似てて不思議。ストーリーがおもしろく過酷な人生を歩む、一見優しい人だけど蛇の用に裏腹がある人間のはなし。

本当の自分の気持ちはやっぱりどこかで隠す事はあると思う。いくらオープンな人でも、自分の考えごとがあるし。きっとそれは人間の野性的な防御反応なのかもしれない。世間がどう動こうが心の声は自分だけに聞こえる。どこかで自分だけって言う物がないときっと人間は生きていけない。ちょっと不思議だけど、何となく感じる。