カテゴリー別アーカイブ: ドラマ

誰も知らない

誰も知らない [DVD]

結論から言うともの凄い重たい映画であった。演技力、ストーリ内容、撮り方。人物に例えるとすべての要素が意気投合していた。また、見終わってから知ったのが、実話をベースに作成されたらしい。しかも実話の方がもっと痛々しい出来事を語っていた。そして主人公の子はカンヌで最年少で最優秀男優賞を執るっている事にもびっくりした。
こういう映画って大抵すごくはじめの方は楽しい、可愛い、尋常あふれる愛の要素をみせてから、転々とくらい、きたない、悲惨な現実に移り変わる光景がおおい。そしてどこまで底におちるのが欠点であって、人は心うごかされる。
見終わって、誰が悪いのかを考えてみたところ、それは子供を放置したお母さんなのかと思う。けど、もっと原点に追いつくと人間がつくりあげた社会でもあることを気づく。お母さんだっていろんな意味で理由があって子供をうみ、自分の人生と戦ったと思う。

スワロウテイル

[DVD]

長い映画だったけど、非常に内容が面白い。結構最後まで普通にみれてジーンときた。撮り方も、演技も味があり個人的に評価が高い。Charaの存在を知らないまま観たものの、Charaの歌え方がピンときた。美味いなーと思いながらみたら実は、すごく有名なアーティストって事をしり、すぐファンになる。余り好みの声ではないけれど、Charaは許せた。

話のスケールが大きいすぎて、内容もいろんな時代があり、最初は疲れるけど、淡々とすすんでおもしろかった。謎の外国人のバンドたちにはちょっとわらった。
人を傷つける事をしりながら、大事な人を裏切り。当初は一緒になって頑張ろうと言う気持ちがありながら、最終的にお金っていう物に動かされ、なくなる人、残る人、頑張る人が生まれる。

ベロニカは死ぬことにした

ベロニカは死ぬことにした [Blu-ray]

自殺未遂をした中年の美女、ある施設で治療を受けながら生きようと改めて考える事に。とても一般的で至って普通の映画ではある。しいて言うのであれば、施設の陽気な仲間たちとの出会いと無口で無感情の患者クラウドとの不思議なラブストーリー。死ぬ事が凄く簡単な事なこととそれを降り超えられる気持ちも凄く簡単だということも勉強になる。死が間近に自分で考えると人間は自然といきたい気持ちになる。それは改めて理性を保ち考えた時である。毎日が面白くない、毎日がいつも同じと考える事はきっと一生のうち何回か考えることはあると思う。けど我々はどこかで、理性にもどり、なんとかしようと言う気持ちが戻る。

蛇の人

蛇のひと [DVD]

関西弁の西島さんの映画が面白かった。ちょっとマツケンに似てて不思議。ストーリーがおもしろく過酷な人生を歩む、一見優しい人だけど蛇の用に裏腹がある人間のはなし。

本当の自分の気持ちはやっぱりどこかで隠す事はあると思う。いくらオープンな人でも、自分の考えごとがあるし。きっとそれは人間の野性的な防御反応なのかもしれない。世間がどう動こうが心の声は自分だけに聞こえる。どこかで自分だけって言う物がないときっと人間は生きていけない。ちょっと不思議だけど、何となく感じる。

銀のエンゼル

銀のエンゼル [DVD]

可愛い映画、淡々とストーリーのゴールもわからないまま進む、コンビニオーナーのあるひとときの話。人間関係と親子関係が美味く表現されている。大事なのは仕事なのか、家族の愛なのか。大事なときに大事にするって言うのがとてもわかる映画でもあった。自立する子供を見届けたいけど、子どもは親に気を使ってなんとか自分でやり遂げようとする。けどこれは単なるプライドの自己満足ともとらえられる。大事なのはそこにあったケミストリーである。

さよなら渓谷

さよなら渓谷 [DVD]

地獄を一緒にみようと誓うカップル、真木よう子
はじめからインパクトのある濡れ場シーンだったが、淡々とした音楽とちょっとアーティスティックな撮り方でちょっと脳を混乱する。はじめからちょっと内容がなかなか掴めず、後半で何となくすべてが真木よう子のカオス世界に巻き込こむメンタルなサディスティック内容の恋話であることをしった。映画の雰囲気と演技はすきだったけれど、はなしの内容がちょっと胡散臭い感じがした。

笑いの大学

笑の大学 スペシャル・エディション [DVD]

観るのは2回目になるのですが、やっぱり最後には感動する役所広司さんの演技力とパワーはすごい。
戦時の映画なのだが凄く奇麗に撮ってあり、すべてがミュージカルな設定にみえた。
コミカルだけど凄くドラマチックなのも演技と設定の上手な掛け合いがマッチしてるからだと感じた。

気分が良い時にみるのがおすすめ!

一番好きな部分はやっぱり役所さんがだんだん心が舞台に惹かれていくところがすごかった。
演技の表情がよくつたわってたなー